あいうえおさんのドブブログ

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ウマ娘の影響で3月14日に初めて競馬を見ちゃった人向けのフィリーズレビューの話

金鯱賞のデアリングタクトド本命からの
まさかの最低人気ギベオン逃げ切り勝ち単勝227倍かつ
WIN5当選1票5億5千万円超の史上最高配当と
度肝を抜かれた人も多かったと思います
ぼくは◎キセキで無事死亡しました(定期



それはそれとして、今日お話したいのは
阪神で行われたメインレース、桜花賞トライアルGIIフィリーズレビューというレースです
このフィリーズレビューの上位馬それぞれが
それぞれに競馬の面白さが色々と詰まっている馬ばかりだったのです
競馬はレース前やレース中ばかりでなく、レースの結果でも色々知れる
色々楽しめるコンテンツなのだというのは、ウマ娘をやっていただけたら
ある程度は見えてくるところもあると思います

というわけで結果なのですが

1着 シゲルピンクルビー
2着 ヨカヨカ
3着 ミニーアイル
4着 アンブレラデート

ここまで色々面白い話が出来るのでしていきたいと思います
ちなみにシゲルピンクルビーの単勝取れたので金鯱賞キセキから買ってズタボロだったのが
ギリギリプラスになりましたありがとうシゲルピンクルビー


まず4着アンブレラデート
これはこの間バズったぼくの競馬クラスタのフォロワーごまPのnoteでも紹介されたとおり
エイシンフラッシュ、母ダイワスカーレットというパーフェクトなウマ娘血統
ダイワスカーレットという血統からか、それに伴う(?)ウマ娘効果か?
まだメイクデビュー勝っただけの1勝馬なのに4番人気
これはさすがに過剰人気かな? と思っていましたが人気通りの着順、実力は見せました
あと1つ順位が上なら桜花賞の優先出走権もあっただけに残念!
自己条件かオークストライアルあたりからオークスだったり秋華賞だったりを目指して
今後も応援し続けたい一頭ですね


3着ミニーアイル
父がミッキーアイル。馬名の由来  人名より+父名の一部
人名~~~~??? ホントにござるかあ~~~???
こういう父の馬からの連想とかを、企業名や特定のキャラクター名にならないように
うま~いことすり抜けて名前をつけるのも、馬主の人たちの1つの楽しみなのかも
ちなみにミッキーは馬主である野田みづきさんの冠名(恐らくはお名前から)なので、はい


2着ヨカヨカ
ヨカヨカは父スクワートルスクワートという競馬好きでもあんま知らないマイナー種牡馬
アメリカの馬なんですが、スクワートルって英語でポケモンゼニガメなんだって
そんでこのヨカヨカはいわゆる九州産馬という、熊本生まれの馬なんです
なんとなく皆さんもお察しのように、競走馬はほとんど(98%くらいか?)が
北海道産馬なのですが、九州でも細々と馬産が行われておるわけです
ただ細々とやっているとなるとやはり強い馬はあまり出てこない
小倉競馬場では夏場なんかに九州産馬限定レースなどが行われるくらいには
普通に戦ってもあんまり相手にならないくらいのレベルの差がある
重賞なんて夢のまた夢、1勝2勝することですら大喜びっていう馬が多いんです
九州産馬初と書いちゃいましたが九州産の重賞馬は過去にいます。熊本産馬初の間違い)
しかしこのヨカヨカはご覧の通り充分に一線級の力があると証明してくれました
熊本産馬初の重賞勝利、今日は叶わなかったが
決してそれが遠くはないと思わせてくれるレースだったと思います
(ちなみに今年は熊本産馬の大当たり年で、実はルクシオンという牝馬がいて
 福島2歳Sというオープンを勝ったのだが、今年調教中の事故で安楽死となった)


1着シゲルピンクルビー
シゲルピンクルビーの2つ上の姉はシゲルピンクダイヤと言って
チューリップ賞2着、桜花賞2着、秋華賞3着、ターコイズS3着、中日新聞杯2着など
あとちょっとで重賞勝ちというところで勝ちきれないという馬なんですが
その姉がどうしても勝てない重賞をサクッと勝っちゃいました
姉と同じ厩舎、同じ騎手での悲願の重賞制覇です
もっともピンクルビーはヨカヨカに乗った幸騎手から乗り替わりでした
レース後、前に乗ってたヨカヨカ鞍上幸騎手と和田騎手が祝福の握手してたのもよかった
さてシゲルピンクルビーとシゲルピンクダイヤでお察しの通り
この馬はシゲルの冠名を持つ馬です
このシゲルのオーナーさんは森中蕃(シゲル)さんといいまして、自分の名前が冠名なんです
さてこのシゲルさん、毎年沢山の馬を所有することで競馬好きの間ではよく知られています
毎年20頭以上出てくるんですけど、沢山所有するので、名前つけるのに苦労するんでしょう
その年その年で馬名にシリーズがあるんです
どういうことかというと・・・我々POGという仮想馬主ゲームみたいなのをやるんですが
昨年シゲルの馬を指名するっていう枠を作ったんですね
その時ピンクルビーみたいな馬じゃなくて、昨年ついたシリーズ馬名しばりで
で、昨年のシリーズが「役職シリーズ」
一例を出しましょう
シゲルシャチョウ、シゲルシャイン、シゲルセンム、シゲルヒショ、シゲルソウダンヤク
シゲルホンブチョウ、シゲルカチョウ、シゲルシュニン、シゲルソウサイ、などなど・・・
そもそも3年前シゲルピンクダイヤの世代はダイヤやアメジストなど宝石シリーズでした
(シゲルピンクダイヤが大活躍したので妹もそれに倣ったと思われる)
4年前は「野菜シリーズ」
シゲルサツマイモ、シゲルピーマン、シゲルシイタケ、シゲルタマネギ、シゲルニンジンなど
こういう一種ふざけたような名前を沢山つけて沢山走らせる馬主さんなんです
これくらい沢山走らせていて、しかもあいうえおさんが生まれる前くらいから馬主してて
それでもシゲルさんにはJRAサラ系平地重賞を未だに勝っていなかったわけです
(障害重賞や、現在は存在しないアラブ重賞ならあるが・・・)
そんなシゲルさんの、念願のサラ系平地初重賞が今日のシゲルピンクルビーだったんです
ウイポダビスタで40年目まで重賞勝てないなんてことないでしょう
でも現実はそうもいかない。これほどやっても勝てないときは勝てないものなんです
シゲルさんおめでとうございます。いつもネタにしてるけど応援してます


とまあ、たった1つのレース、G1ではない、いやさ重賞でもない平場のレースにすら
ドラマは沢山あるのです
声優さんが歌って踊るリアルイベントはなかなかホイホイやれませんが
馬が走っているリアルイベントは毎週(地方も合わせれば毎日)あります
勿論金鯱賞で超本命馬が敗れ、最低人気が勝つドラマ、それによる高配当の馬券ドラマも含め
今日3月14日の競馬でウマ娘から競馬に興味を持った皆さんが
様々な競馬の面白さの一旦を見出していただけたら競馬好きのオタクとしては嬉しく思います


じゃあまた来週も競馬場か競馬中継で会おう!
BSグリーンチャンネルはまだ無料放送してくれてるぞ!