あいうえおさんのドブブログ

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山井のノーヒットノーランのこと



もうちょっと前の事で今更感が非常に強いのですが
中日・山井大介選手がノーヒットノーランを達成しました
僕はもう長い間中日ファンをやっていまして、えーと近藤からは一応見てますか
近藤・バンチ・野口・川上・山本昌……そして山井
それにしても山井大介ノーヒットノーランは割とちょっと今までにない感慨があります
勿論敬愛する山本昌ノーヒットノーランは泣くほど感動しましたが
それとはちょっと違ったものがあります


野球あんま詳しくない方もニュース等でご存知かとは思いますし
野球が好きという方なら言われずとも想像すると思うでしょう
2007年の日本シリーズ第5戦の完全試合のことです
(岩瀬とともに9回まで完遂したので未遂ではないというところは申し上げておきたい)




様々な人が非情采配とか言ってましたが
僕なんかはずっと落合監督
「53年ぶりの日本一で最後マウンドにいるのは貢献度が段違いの岩瀬」
というのをやりたいがための超温情采配だったのではないかとか思っています
江川氏か誰かが、山井じゃなくて川上だったら変えてなかったのでは、と言ってましたね
もっとも落合監督及び森繁和コーチなんかは著書やTVで色々言ってますが
本当のところは言ってないんじゃないかと思っているので
(それはそれでそのほうが面白いのですが)
ここら辺は全員が全員自分の思ってる事が正しい。って感じでもいいのではないかと思います





さて山井ですが2010年にもノーヒットノーラン未遂をやっています
9回に坂本にHR打たれてヒーローインタビューで
「やっぱり8回までしか投げ切れられませんでした」と話し
笑いを取ったあたりはさすが大阪人という感じでした
それを見て僕らは「まぁ、そう甘くねえよなー」なんて笑っていたわけなんですが
とうとうやってしまったのです
また「やっぱりやれたんじゃねえか!」となってしまいました
このへんの議論はやり出すとキリがないのでこのへんで


山井大介は記録ではなく記憶に残る投手、と時々言われます
しかしその記憶はこれまでずっと2007日本シリーズの記憶ばかりです
山井が最初サイドスローみたいなピッチャーだったのを覚えている人はほとんどいません
山井がまだ通算で30勝くらいしかしていないことは意外に思われます
山井がもう35歳で森野・阿部・ハムのW武田あたりと同い年だと聞くと
「えっそんなに年行ってんの?」
そんなピッチャーです、山井は
記憶っていうのは、やっぱり記録があってこそというところもあるのかもしれません


もっとも、今はyoutubeなどで見れたりするところもあるので
実際のところは記憶に残る選手、というのも色々難しいところですが




ともかく
山井のノーヒットノーランで、ある種の呪縛が解き放たれた気がするのは僕だけでしょうか
もちろん日本シリーズ初の完全試合というものは過去にないわけで
比較して等価値というわけにはいかないのですが
3年前の失敗があったからこそ出来たという本人のコメントどおり
当時出来た保証も勿論ないわけです
でもやっぱりあの時のことは、交代賛成派の僕もずっとどこかに引っかかったものがあります
だからこそ、山井大介ノーヒットノーランは特別だと思うのです
やっぱり出来たんじゃないか、いやいや、あの時があったからこそだ。などなど
色々な空想を考えられることが野球の面白さの一つだと思うのです
そして、三度目の正直で成し遂げられた山井のノーヒットノーランを見て
あの時交代を告げた落合監督と森コーチは本当にホッとした、救われたと思ったんじゃないか
などと中日ファンの僕はまた空想したりするのです



※このブロマガでは適当に色々書いていこうと思っていましたが
 早くもネタに詰まっております
 何かリクエストなどありましたらください