あいうえおさんが見た中日ドラゴンズさんの２０２１ドラフト
あいうえおさんです。
先日はドラフト直前生、そしてドラフトLV生、ドラフト結果生と
ドラフト会議を楽しみ尽くしましたね。
そして放送中に中日ドラゴンズさんのドラフトについても色々言いましたが
まあ数日あけて冷静になってみて、もう１回中日ドラゴンズさんのドラフトを
振り返ってみようかなと思う次第です
評価というと言い方がえらそうなんで感想としておきたいと思います
あくまで個人の感想ですのでよろしくお願いします
まずはスラッガーさんのこの表を置いておきます
育成がいなかった
右投手竹内高卒２年目、左投手上田高卒１年目、右投手松木平高卒１年目
左投手松田大卒２年目、左投手垣越高卒３年目、両内野ワカマツ２５歳
まあこんな感じ
続いてドラフトの結果。ここがウェーバー順含め見やすいだろうか
今年のドラフト、例年よりも戦略的な難しさは２つあると思っていて
１つはコロナ禍が昨年に引き続きあり、なかなかスカウトが
現地へ足を運べなかったりしたこと。特に大学リーグや社会人野球では
無観客試合もあったりしてスカウトですら入れないなんてこともあったとか
そういう状況においては、当然選手の情報も手に入らないですが
他の球団のスカウトが誰に熱心なのかという情報も入れづらいということ
もう１つはドラフトがえらい早い時期に行われるので
例年よりも戦力外を出していないチームが沢山あること
中日ドラゴンズさんだけえらい張り切って戦力外出しましたけどね・・・
ともあれ今年の中日ドラゴンズさんの引退、戦力外は
山井大介 投手 右
藤井淳志 外野 両
遠藤一星 外野 左
井領雅貴 外野 左
武田健吾 外野 右
三ツ間卓也 投手 右
ロサリオ 投手 左
丸山泰資 投手 右（育成）
まあどう考えてもドラフトで外野を何人か指名するんだろうなという戦力外
もっとも、根尾や石川に石垣、あるいは捕手で郡司、アリエルなど、
外野へコンバートする可能性も考えつつでしょうか？
色々考え方はありながらドラフトです。事前の予想は１巡ブライト健太
まあ実際そうだろうなと思いつつ、一回小園あたり行ってからブライトダメかな・・・
とも思ったりしてました
ちなみに評価に関して、選手個人の能力をどうこうは基本言いません
ただ、指名順としての評価として言うことはあります
１巡 ブライト健太 上武大 右投右打 外野
大方の予想通りブライト１巡でした。楽天がハズレ１巡でちらつかせていたとかもあり
まあさすがにこれはしょうがないかな、と。ご執心なのは知ってたし
４年で突然出てきたので実績はほぼないことが不安点ではあるけれども
他のチームも足りないところを早めに指名する戦略取ってたのもあり
今年はそういうドラフトなのかなと思いました
２巡 鵜飼航丞 駒澤大 右投右打 外野
事前からブライト正木鵜飼のBIG3と米村スカウトが言って色々言われていたが
正木が残っている中鵜飼。正木は守備（送球）で不安がある情報もあり
そこら辺を考えて鵜飼なんだろうなーと理解したところはある
打率2割の選手が2巡というのはどうなのか？
佐藤とか山田とか森が残ってても鵜飼なのか？ というのはメチャクチャ言われるが
先程言った通り今年本当に他チームの戦略がほぼほぼわからない状況
（ただし中日ドラゴンズさんの戦略はかなりバレバレ）
高掴みだと言われても、欲しいと思った選手は早く取りたいんだろう
楽天が吉野安田と行ったのを見るに、残すことに怖さもあったんだろう
大卒右打ち外野手をドラフト1巡2巡ってあんまない戦略だけど
今年の戦力外を見ていれば、まあそうもなるよなと・・・
３巡 石森大誠 火の国サラマンダーズ 左投左打 投手
石森うちなんだ・・・ってちょっとびっくりしちゃった。
この指名はとても理解出来る。今年の中継ぎ陣の左投手、福がやや安定感を欠き、
そこに続くのが岡田、あるいは橋本くらいの現状、左投手のリリーバーは必須でした
佐藤や森、山田あたりを取られた状況で石森に行くのは結果的には必然
中日ドラゴンズさんには独立から中継ぎの大きな柱となっている又吉もいるので
サポートなどもうまくいくところ多いのではないか
４巡 味谷大誠 花咲徳栄 右投左打 捕手
個人的にはやや疑問手。若い捕手が案外少ない現状
高卒捕手を指名することに異存はないのだが
現状外野手が２人右打ちで指名された。戦力外になった外野手が４人いる以上
左打ちの外野手を指名してバランスを取りたいと思う部分があった
先にハムが阪口（岐阜第一）を指名した関係で流れで前川（智弁学園）または
田村（愛工大名電）あたりを指名してくることを期待していた
年齢バランス的にも大卒２人取った後高卒外野は悪くなかったのでは
岡林がスラッガータイプではない以上スラッガータイプの高卒左打は
あったんじゃないのかなあ
内野まで見ても左にスラッガータイプはいないので
そのあたりを指名してから捕手を指名でも良かったのではないか？
味谷が左打ちだからそれでヨシ！ だったのか？
５巡 星野真生 豊橋中央 右投右打 遊撃
疑問手。土田、石川、根尾、高松、石垣と若い世代の内野は各世代１人ずついる
根尾あたりを外野にコンバートさせるつもりなのだろうか
土田と根尾と星野を競わせて、京田への挑戦権あるいはセカンド挑戦権をなのか
それよりは投手を競わせたほうがよかったのでは・・・
確かに昨年高卒投手を育成含めて沢山取ったけれど
畔柳や深沢、花田とか選択肢は結構あったんじゃないかなあ・・・
その後でも間に合ったのではないかなあ・・・
６巡 福元悠真 大阪商業大 右投右打 外野
疑問手。３人めの大卒右打ち外野。ここまで来ると数撃ちゃ当たる作戦に見える
いや、マジでそれなら４巡で左打ちの高卒スラッガーだったのでは？
それだけ右のスラッガーが欲しいということなんだろうけど・・・
正直味谷取った（そして慶大正木を取らなかった）あたりで郡司を
コンバートするのかな？ って思っていたけど、ここでそれも違うかなとなった
来年のドラフトで左バッター取るのか？
蛭間か？ それとも矢澤をバッターで取るのか？
勿論ブライト、鵜飼、福元の誰か（複数人でも問題ない）がスラッガーとして
戦力になってくれればこの疑問に対しては最高の回答となるが・・・
育成ドラフト 参加せず
最大の疑問手
今年高卒投手を指名しなかった、というかそもそも投手１人の指名の中
育成指名なしは疑問しかない。
来年育成選手で使える目処が立っている投手がいるのかな？
確かに育成に投手は沢山いるけれど・・・
それこそ左バッターとかを独立あたりから指名するのもあったと思うのだが・・・
以上、個人的な感想を並べ立てました
やはり左のスラッガー候補が現状いないというのが不満点
根尾も岡林もスラッガーかと言われればやはり中距離打者
今年左のスラッガー候補は結構いただけに勿体なさを感じる
あと投手は何人いてもいいタイプだと思っているので石森１人の指名はやはり不安
勿論異論も様々あるかとは思いますが、こちらの感想としてはこんな感じです
色々戦略的な話とかもしたのだが
どうも本人たちのインタビューとか
中日公式から出てるドラフト舞台裏動画を見る限り
マジで今回の指名、シミュレーション通り１００％の指名だったっぽくて
本当にそのシミュレーションでよかったのか・・・？
と思ったところは正直言えばあります
先程も言いましたが指名した選手の能力に関しては
あまり気にしていません。だってわかんねえもん。わかったら楽だわ
なので基本はポジション、年齢、左右、タイプだけを見ています
編成とか将来へのビジョンには疑問や言いたいことが沢山ありますが
そこは指名された選手には一切関係のないところ
みんな頑張ってレギュラーを目指してもらいたいと思います
というわけで来年のドラフト会議も楽しんでいきましょう
【追記】
先日キューバのガルシア内野手（言うて外野もやってるので恐らく外野だろう）を
獲得するという報道がやってきた。年齢が３通りあって多分２０歳らしいんだけど
左打ちで外野出来て長打も期待出来そうで若い、ということで
恐らく彼を獲得出来る目処が立っていたので、ドラフトで左の外野を指名しなかった
ということなのだろうなとある程度合点がいきました。
加えて平田が心臓やってて来季以降も不安かも、などという部分も含めて
外野右３人ということになったのかなあ、という形で理解も出来ました
（勿論外国人ゆえの枠の問題や流出しやすさなどのリスクはあるにせよ）
今年も高卒ショートを指名したこと、投手１人だったことなどは
若干の不安もありますが、少なくともガルシア獲得で
あいうえおさんの中での最大の疑問点は解消され
ある程度納得の出来るドラフトにはなったかなと思います
あとは来年の指名ビジョンが現在のところどのくらい見えているかですね
当然これからブライトのように新星が出てくる可能性もありますが
来年もブライトみたいなのが出てくると思ってスカウトは・・・
さすがにしてないと思いたい！
