あいうえおさんは昭和50年代の生まれでありまして。
気がつけば40も過ぎてしまって時の流れの速さを嘆くこともまあある。
見た目は30代で通るだろうし、
気持ちは20代だとも思っているが、まあそれは自分が思うだけである。
それはともかく、平成生まれの人たちは
昭和というものについてどのような印象を持つのだろうか。
言うまでもなく昭和というのは約62年という長きに渡っており、
未だに日本の元号で最も長く使われたものとなっている。
大正モダンの色を残した昭和初期。
そして昭和でもっとも大きな出来事である太平洋戦争。
そこから続く戦後復興期。
戦後復興から抜け出し、日本を飛躍させた高度成長期。
そして昭和の終わりから平成にかけてを締めくくったバブル時代。
このあたりであろうか。
バブル経済は平成初期まで続いたし、弾ける寸前が一番凄かったので、
恐らく思い浮かぶバブルのイメージ(例えばジュリアナ東京のお立ち台とか)
の多くは実際のところ平成だったのではないかと思う。
前置きが長くなった。
ちょっと前にこんなツイートをしたんですよね。
自分の住んでるところの、俺が生まれたり子供の頃の時代の写真とかが見てえな~って思うんだけど、古い写真を調べるとみんな戦前戦後くらいのばっかりで昭和50年代とかの写真が全然出てこないのすごい悲しいものがある
— あいうえおさん (@aiueoP) 2021年8月21日
昭和写真展とか昭和の○○の風景とかっていう写真集とか、
割とそういうのが出ることってあるじゃないですか。
でも大体戦後がメイン、たまに戦前と高度成長期もあるけど、
俺らが子供の頃で、記憶がふんわりしている頃の写真は本当に少ない。
一番ノスタルジーに浸れる時代の写真が少ないんです。
丁度その頃カメラというのも普及して、もっともっと写真があってもいいのに、
出てくるのはカメラが貴重だった俺たち世代が知らない頃の写真ばかり。
つまり、この手のもので出てくるものは「歴史」なんですよね。
だけど高度成長期が終わって、安定期に入った頃は「歴史」ではなく、
「現在」あるいは「現代」のカテゴリなんですよね。なので価値が高くない。
勿論そういうのを企画したり喜ぶ世代がこれまで戦前戦中戦後あたりが
コアターゲットだったからっていうのもあったのだと思う。
なのでこれから俺たち世代をコアターゲットに狙っていくような
昭和写真展とか昭和の風景のようなものが出てくるのだと思いたい・・・。
それはそれとして、じゃあ昭和の俺らの時代以前が嫌いなのかと言うと
また話は別でありまして、いわゆる昭和レトロとかメチャクチャ好きです。
先日職場にて
— 葉山葵 (@hawasabi346) 2019年3月26日
「元号が変わったら違和感やばそうですよね。」
「若者に“平成っぽい”って言われるようになるんでしょうかねぇ」
「平成レトロ(笑)」
「(笑)」
って話になりまして、ふと疑問に思ったのですが “昭和レトロ・大正モダン・明治ハイカラ” ときたら次はなんなんでしょうね?
そういえばこれってどうなるんでしょうね
というか「レトロ」自体昭和に使うべきなんだろうかね。
そこら辺の機微はいまいちよくわかっていないところです。
そこで思うのって、レトロゲームのことなんですよね。
あいうえおさんくらいの年だと、レトロゲームはやっぱりファミコン以前になる。
だけど考えてみればPS2ですらもう20年前とかで古いゲームなのは間違いないよね。
しかし、先程のツイートとかの云々を考えて厳密に定義すると、
やっぱりレトロゲームってファミコン以前(ギリPCエンジン行けるか?)
ということになるのかもな~っていうことにも思考が寄り道するのだった。
なんか別の言葉あるといいんですけどね。
さっきの話、写真とか、そういう方向の文化に関しては
俺らの世代の子供の頃のものってあんまり重視されてないよなあって思うのだけど
それこそファミコンとか、そういう方向になると
急に重視されている部分もあって、アンバランスな世代だなあ。
上の世代から白眼視された世代なのかなとすらも思う。
結果的に就職氷河期にもぶち当たったし、なんともですね。
ぼくは就職活動してないのでどうでもよかったのですが・・・。
まあ、こんなような結論も出ないようなことを車走らせながら考えています。
こういうのが日記かなって思うので、
時々思いついたりしたことを覚えていたら書いていきたいと思います。