あいうえおさんのドブブログ

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SS企画に参加しました&ついでに少し安部菜々さんのこと

どうもこんばんは、あいうえおです
えーと、表題の通り、ツイッターとかでもちょいちょい呟いていましたけども
あかつきさん(TwitterPixiv)の主催で行われました
(工藤忍の「ポストの話」や、橘ありすの「トーカティヴ・ラブレター/出口を探して」
 あたりが個人的に大好きな話です。その他にもいい作品を沢山書かれておられます)

シンデレラガールズ二次創作SS企画「メアリー・スーがいない頃」

安部菜々のお話夢と空白という作品で参加させていただきました



簡単に企画のほうを説明させていただくと
「プロデューサーと出会う前のシンデレラガールズのアイドルについて」
という題材で1000~4000字を目安に書くという企画でして
自分も過去、北条加蓮がアイドルになる前のことを書いた「未来視」という作品なんかを
書いていたりしておりましたし、あかつきさんとも交流もございましたので
これは参加せねばならぬと息巻いておりましたが


いやーまあ苦労しました
安部菜々で書くことは早々に決めたのですが、プロットを作ってみたら
どう考えても普段書く1万字前後の分量くらいになるものが出来上がり
繁忙期や体調不良や部屋の改造と戦っていたらいつの間にか締め切りまで2週間……
必死こいて4000字くらいになるようにしながら書いたもので
説明不足や描写不足、表現不足が多かったなあというのが最大の反省点
また、今回はデレステのコミュ1においてPに拾われるところへ繋がる話にしたのですが
終着点での安部菜々があまりポジティブなものにならないため
最終シーンに至って、はてどう締めたものかと頭を抱えたりとまあ大変でした
色々補足もしたいのですが、まあそこは一旦置いておきましょう……


さてこの企画に関しましては、自分以外にも沢山の方々が
沢山のアイドルのお話を書いておられます
知ってる方、自分の好きなアイドル、その他諸々1つ1つも短いので
是非是非ご覧になっていただければと思います
いい作品は沢山あるのですが、個人的に1作を選ばせていただくならば
ヤマダ=チャンさんの「ひとりきりのランナウェイ」高垣楓を選ばせていただきます
高垣楓が好きなのももちろんなのですが
自分があまり得意でない表現、描写、言葉のチョイスが1つ1つ非常に綺麗で羨ましい!


皆さんも、お気に入りの作品を是非見つけていただければなと思います
以上です












んでまあ、ここからはおまけなんで別に読んでも読まなくてもいいです
メアリー・スーの各作品を読み終わって、それでもヒマならどうぞ






さて、安部菜々のお話を書いたわけですが
書くにあたって考え続けた安部菜々についてのことをお話したいと思います
ここからお話するのは決して根拠のある考察のようなものではなく
お話を作る上で安部菜々と向き合ったことによる自分の想像、というよりも妄想です
彼女は色々な意味で謎の多いキャラクターですので
イメージを固定させることは、恐らくあまり彼女にとって有利なことではありません
曖昧なまま、ファンタジーのまま、皆さんには安部菜々を楽しんでいただければと思います
さて安部菜々の本当の年齢には諸説ありますが、一応27歳説が一番主流でしょうか
そうは言っても未だに30代じゃねーのという声もありますし、確定はされていません
ともあれ、おそらく高卒後、安部菜々はアイドルになろうと今の住まいに一人暮らしを
始めたのではないかと思います。そして高校時代には彼女はアイドルになろうと決めていた
その気持ちが、永遠の17歳、という設定に現れているのかな、と勝手に思っています
さて、アイドルを目指し始めてからスカウトされるまで、大体9年? 或いはそれ以上?
その間、一体彼女はどのように生きてきたのか?
この疑問が今回のお話を書くための最初のきっかけでした
実は自分は昔演劇をやっていて、芝居の道を進みたかったのですが
自分よりも上手い奴に打ちのめされたり、先生に認められなかったり
他にも色々と理由はありますが、早々にその夢を諦めることになってしまいました
翻って安部菜々はずっと捨てることなくアイドルへの希望を持ち続けています
恐らく自分が芝居の道を諦めた時よりもずっと年齢は上でしょう
何故そんなことが出来たか? と考えた時に、1つの仮説を考えつきました
彼女は「アイドルになるための行動」をほとんど何もやって来なかったからではないか、と
アイドル(声優アイドル?)になるためには、当然オーディションやスカウト、養成所など
様々なものを経ていく形になるでしょう
しかし、彼女にはそういったチャレンジをした形跡はあまり見えません
発声なども独学、体力もない。どこかで指導を受けたりなどの経験もなさそう
仮に、そういったチャレンジをしているとしたら、彼女の年齢まで落とされ続けてなお
アイドルへの希望を持ち続けるのはよほどの面の皮の厚さか謎の自信がなくては難しい
安部菜々がそのような異常に強いメンタルを持っていると考えるよりは
チャレンジをしないまま、惰性でアイドル志望を続けるうちに
いつの間にか、10年前後の時間が経っていたと考えるほうが、自然かなと考えました
その10年前後のどこかで彼女は地下アイドルになっています
地下アイドルになること。これは一見アイドルへのチャレンジにも見えますが
個人的にはNo、かな、と思っています
少数ではあるものの、常連のファンに囲まれて、承認欲求を満たして、
彼女の惰性はますます続いていったのではないか
演劇の世界には、そういった境遇の役者崩れの人たちが割といます
彼女ももしかしたら、過去に自分が見てきたタイプの人間なのかもしれない
アイドルになりたいと思っていた安部菜々は、アイドルになる可能性が限りなく低く
しかしアイドルの道を閉ざされる事も限りなく低い道を
ずっとずっと歩き続けてきたのではないかと想像しながら
今回のお話の形を作っていったわけです

……長いっつーの